多くの投資サービスが「高利回り」を前面に押し出すなかで、LSEEDはどこか控えめな立ち位置にいる。けれど、その控えめさこそが、今の時代にはむしろ意味を持っているのかもしれない。

LSEEDは、株式会社ランドネットが運営する不動産クラウドファンディングで、利回りは年3〜4%台が中心だ。数字だけを見れば、決して派手ではない。ただ、優先劣後構造を採用し、劣後出資がまず損失を吸収する設計になっている点は、「なるべく傷つかないように作られている商品」と言えるだろう。短期案件が多く、条件付きとはいえ途中で資金回収できるルートも用意されている。これは値上がりを狙う投資というより、「置き場所」を意識した設計に近い。

結論から言えば、LSEEDは利回りを追いかけたい人よりも、安全性を優先したい人に向いているサービスだと思う。上場企業が運営しているという事実も、過度ではないが確かな安心材料になる。投資である以上、元本保証ではないものの、リスクをできるだけ構造の中に閉じ込めようとしている姿勢は読み取れる。

もちろん注意点もある。利回りは高くなく、劣後比率も「分厚い」とまでは言えない。途中解約も万能な出口ではなく、条件や手続きの確認は欠かせない。安全そうに見えるものほど、過信は禁物だ。

それでも、私たちはいつから「少しずつ増える」ことに満足できなくなったのだろう。LSEEDは、急がず、欲張らず、現実的な選択肢を提示している。その姿勢に、どこか今の社会が忘れかけている感覚を見ている人も、実は少なくないのかもしれない。


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